別室3 Nikonのへや 第1号 / Nikon F2 photomic
三番目の別室はニコンであります。
ペンタをメインにしている私ですので、もちろんメインはあさぺんであります。次にコニカT3、Contax159MMまでは比較的持ち出しているグループになるのですけれど、このニコンはぐっと持ち出し回数が減ってしまっているグループになります。
実はニコンは、初めてのペンタックスKマウント以外となる記念すべきマウントボディなのですが、現在上記のとおり、かなり使用頻度が落ちています。その理由はおいおい述べるとして、では早速参りましょう。
ケースは付いてきたものです。ストラップとレンズフードは別途中古で揃えました。
このカメラはICS銀座松屋の中古市でゲットしたものです。
ざっと会場を見て廻り、お目当てのペンタでは買えそうなものは何もなく(苦笑)、仕方がないのでフラフラと見て廻っていたとあるブース。
数多く並べられたカメラの中に、何故かこの1台に目が止まったのでした。そこにいたのはニコンF2フォトミック+New Nikkor 50mm F1.4。
お値段4万6千円。
「うーん、ニコンか・・・・」
「ニコンマウントに手を出すのか?」
「いや、でも一度はニコンを使ってみたいし・・・」
(いずれも心の声w)
しばらくじっと考え、一旦はその場を離れてまたぐるりと一回り。「どこだったっけかな~?」と思いつつ、戻ってきてみるとやっぱり同じ場所にこの機体は私を待っていました。
「ボクを買ってください」
この声が聞こえるようになったら、もう泥沼一直線なのだそうですが(爆)、果たせるかな「スイマセン、そのF2見せてください」と頼んでしまったのでした。まぁ、新品か?と思えるくらい、まったく傷も傷みもない、よくぞこんなボディが、というレベルでした。レンズを外してみても、マウントには殆どスレがない。
もう舞い上がった状態で「買います」となりました。もちろんニコス無利息10回払いでした(w
買って家に戻るまで、いや戻っても
「買っちゃった・・・・」
「遂にF2買っちゃったよ・・・」
という感慨がありました。
初めてヨドバシカメラへ行き、初めての一眼レフ、ASAHI PENTAX KXを買って家へ帰る時以来の感慨だったと思います。
思えば中一の頃。どこのカメラ店に行ってもどっかとトップに鎮座していたのがこのカメラでした。「ニコンはプロカメラマンの為のカメラ」という暗黙の了解みたいなものが当時はありましたし、そもそもお金がない中坊の私はカタログだけを持って帰るだけでした。実家の棚を探しますと、このNikon F2 のカタログが最も多く出てきます。(次がNikomat ELです。)取扱説明書として十分成り立つこの立派なカタログは、当時のカメラが宝石・貴金属と同レベルで存在していたことの証左のひとつでしょう。
さて、実際に弄くって見ますと、さすが「完成されたメカニカル一眼レフ」といわれるだけのことはあるな、とすぐわかりました。特徴的なのは、シャッターを切り、巻き上げる、またシャッターを切り巻き上げる、という連続的な動作において、このF2はまったく無駄がない、というか、極めてスムースに流れてゆくのです。そしてまた、各部分のメカの剛性感は大変高く、ガッチリとした感じは実に頼もしく、OM-1の巻き上げに見られるようなヘロヘロ感は皆無であります。
シャッターボタンの位置はニコンSPの流れを汲むニコンFとは異なり、通常の位置へ直されています。他のカメラから移ってきた私にとっても違和感はありません。
外観に目を向けますと、大変上品な光沢を放つ半光沢のクロームシルバー、あるいは磨き出された光沢クロームメッキ部品が程よく配置され、高級感をかもし出しています。この辺は非常に微妙ですが、結果がはっきりと出てしまう個所だと思います。精悍なブラックモデルは人気が高い事が多いのですが、このようなボディを見ると、メカニカルな美しさを表すのはやはりクロームシルバーに限ると思います。
判じ物みたいな裏蓋ロック機構です。店頭ではあけ方がわからず、恥をかきました(w
モータードライブによる巻き戻し機構が入るためもあり、ちょっと大掛かりになっています。考えてみますと、私の持っているニコンでは、どのモデルも裏蓋の開閉はワンアクションでは開かないようになっています。
ニコンのガチャガチャ、といわれる機械式開放絞りデータ連動機構です。私の時代は既にどのメーカーも開放測光方式が主流になっておりまして、対応レンズであればワンアクションで連動も完了するのがあたりまえでした。
しかし、同期の友人が持っていたニコマートFTnは違ったのでした。
「ニコンはさぁ・・・」
「絞りをF5.6に合わせて・・・」
ガチャキーン ガチャガチャッ!
「で、必ず一往復させないとダメなんだよねー」
レンズにあるカニ爪にピンを落としこんで絞り環を端までガチャガチャガチャ、もう一度反対側へガチャガチャガチャ(笑
なにそれ、いったいなんなの?と思いましたね。でもこのお約束はしっかり覚えこんだのでありました。
で、このF2フォトミックですが、絞りF5.6以外でも問題なくちゃんと開放絞りを正しく設定してくれます。ただ、ニコマートではこのお約束を忘れると開放絞りを間違って設定するようなので、全部そう覚えておいた方が簡単化もしれませんね。
上から見た図、です。
フォトミックファインダーDP-1には、アタマの天辺部にも露出計がどう指示しているかを確認できる小窓がついています。後に液晶が一般化してボディ上部に情報を表示することができるようになりましたが、さすがニコンだと感心したひとつであります。
ただ、このDP-1には、もはや今の日本では製造することが出来ない(職人芸的な方法で作られたもの等は、おそらく復刻できない)部品類が数多く使用されているとの事で、「メーターは保証外」という品もかなりあるのが実態です。
で、このF2も銀座のニコンSSへ持ち込んで点検してもらったところ、
「機械部分は問題なく、1/2000及び1/1000がやや遅いが範囲内」
「メーターは、低輝度部分は問題ないが、高輝度部分ではやや不正確」と言われてしまいました。高輝度部分ということは、通常使用上問題があることになります^^;;
これについては、銀座にある有名なお店で「実用上、問題になったことあります?ないなら、それは問題ないんです。ニコンはメーカーの立場として回答しなければなりませんから、厳しいことを言わざるを得ない時があります。メーカーの基準を厳密に適用したら、世界中にあるFやF2の大半はアウトですよ」と慰められてしまいました。
大変すっきりとした後姿。アイカップはF3用DK-4を装着しています。現在、DK-4は廃番となってしまっていますが、中古店で安く(300円くらい)売っていたりします。また、DK-6やDK-19等の丸型アイカップ(DK-3はニコマート/FM/FE系用)が継続していますので、ニコンのSSに確認してみるのが良いと思います。オークションで高値買いする必要はないと思います。
F2にモータードライブMD-2と専用バッテリーパックMB-1を装着した姿。このスタイルに憧れました(笑
このユニットはオークションで入手しています。取説も付けて頂いたので大変助かりました。
後姿です。メカ感満点です(笑
各パーツ類も今ならオールエンプラでしょうけれども、この頃はまだ金属のドロップパーツやプレスパーツが目白押しでした。
アクセサリーについては、あさぺんほど詳しく出来ないですが別途やってみたいと思います。
このモードラ仕様に望遠をつけて数回持ち出していますが、めちゃくちゃ肩に食い込んで重かったです。また、右手でずっと保持していると手首がおかしくなってきます^^;; 鍛えないといけません(笑)
あるとき、露出計が「いくら順光でもそんなに絞れないだろう」というような指示を出したために、ちょっと不安になってしまい、あともうひとつの問題(こちらはレンズ)から最近ではずっと寝ています。
そろそろ復活させようか、と考えています。









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